本研究では、MIAMI法により、メチル化促進飼料にて妊娠期~授乳期の母マウスを飼育して経胎盤的あるいは経母乳的にメチル基を与えた新生仔マウスにおける肥満表現型と、肝臓における、DNAメチル化と遺伝子発現の経時変化を網羅的に解析した。その結果、メチル化促進食により肥満が抑制された。また、多くの遺伝子において肝臓DNAメチル化の変動が観察された。また、C57BL/6Jマウスは食事性誘導肥満になりやすく、PWKマウスは食事誘導導性の肥満になりにくい。これらのマウスをかけ合わせてF1をつくったところ食事性誘導肥満は父性遺伝することが判明した。
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