バックグラウンド情報としてマツノマダラカミキリ、およびその近縁種の保持線虫相調査を行った結果、マツノザイセンチュウをはじめ、ニセマツノザイセンチュウ、Contortylenchus genitalicola など、複数種(合計6種類)の線虫と何らかの相互関係を有していることを確認した。そして、昆虫便乗性自由生活性線虫の一種、Diplogasteroides sp. を新種、D. andrassyi として記載した。これに、Beauveria bassiana F263 株とMetarhizium sp. を伝搬させたところ、高い伝搬効率を得るには口腔のより広い種が適していると考えられた。
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