研究課題
挑戦的萌芽研究
魚類の多くは卵仔稚期の死亡率が高く、その間の生残が資源量に影響する。本研究は、これまで未知であった分離浮遊卵の減耗について知見を得ることを目的とし、広島湾のクロダイモデルとして研究を行った。その結果、広島湾のクロダイにおいて受精から孵化までの2日間で著しい減耗が生じていることが示唆された。卵の発生段階毎の出現率をベースとして減耗率を推定したところ、クロダイ卵の減耗率は0.50-0.90/dayと推定された。
水圏生物学