Brachionus manjavacasの飢餓処理によって両性生殖誘導率の上昇が38世代目まで遺伝した。親の獲得形質が遺伝する様式については、DNAのメチル化が関与するエピジェネティックな遺伝が考えられる。そこでDNAメチル化酵素であるメチルトランスフェラーゼの部分的な塩基配列を用いてプライマーを作成し、B. manjavacasのcDNAを鋳型としてPCRを行った。B. plicatilis s.s.の塩基配列をもとに作成したプライマーを用い、B. manjavacasのcDNAを鋳型にしてPCRを行った結果、予測された大きさのDNA断片の増幅を確認することができた。
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