研究課題/領域番号 |
24658193
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
八木 洋憲 東京大学, 農学生命科学研究科, 准教授 (80360387)
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研究分担者 |
井上 憲一 島根大学, 生物資源科学部, 准教授 (60391398)
松尾 和之 独立行政法人国際農林水産業研究センター, 生産環境・畜産領域, 主任研究員 (70370533)
芦田 敏文 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 農村工学研究所, 主任研究員 (70414448)
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キーワード | 経営情報 |
研究概要 |
本課題では,作業履歴および位置情報を経営において統合的に活用するための標準化およびオープンソース化とそれらの農業経営への実証試験によって,農業経営情報の評価手法を開発することを目的とする。 平成25年度は,実証試験地において,経営情報が農業経営に与える影響について明らかにするため,1)実証試験地においてGPS機器を用いて,水稲作の水管理作業を中心とした作業履歴を収集した。これに対して,前年度に開発した作業履歴解析プログラムを適用し,作業時間を試算した。2)経営組織の違いによる経営情報の影響の違いを明らかにするため,大規模水田農業経営を対象として,農業経営情報の利用状況に関するヒアリング調査およびアンケート調査を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
土地利用型経営における経営情報を評価するための作業履歴解析プログラムの開発,および作業履歴の収集だけでなく,経営組織の違いによる影響を明らかにするための,アンケート調査とヒアリング調査に着手しており,おおむね順調と考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
作業履歴の解析により,経営情報が農業経営に与える影響を明らかにするとともに,経営組織により経営情報の利用価値が異なることを考慮した経営情報評価モデルを作成する。
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次年度の研究費の使用計画 |
プログラムの開発が早く進み,開発経費を安く抑えられたため。 水田経営における経営情報の利用状況を把握するための農業経営アンケート調査およびヒアリング調査を拡充し,そのための経費に充当する。
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