青果物の各種ストレス応答のモデル化と、各種ストレスによる品質変化の予測手法の開発を目的として、製品の故障評価などに利用されてきた2つのパラメータからなるWeibull分布を、応答の絶対量の違いに対応できるように改良した、3パラメータ型の修正Weibull分布モデルを開発した。この修正Weibullモデルを用いて、キャベツ等への物理ストレス負荷時の遺伝子発現、呼吸速度(二酸化炭素排出速度)の変化について、非線形最小二乗法による回帰分析を行い、モデルへの適合性が高いことを確認した。また、応答遅れがある現象に関して、新たな修正Weibullモデルを考案し、その適用性についても検討を行った。
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