研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では,ウイルスベクターを用いた一過性遺伝子発現による植物利用型医薬用タンパク質生産システムにおいて,タンパク質の合成に伴う光合成活性の低下を,クロロフィル(Chl)蛍光計測によりモニタリングすることで,葉内タンパク質含量の変動を非破壊・非接触で定量的に推定しうる技術を開発することを目的とした。インフルエンザワクチンであるヘマグルチニン(HA)の遺伝子を導入した植物では,導入後3から6日目にかけて葉内HA含量が増加し,それに伴って葉の光合成能力が低下した。この光合成能力の低下を,Chl蛍光パラメータである光化学系IIの量子収率の低下や熱放散活性の上昇を介して検知しうることを示した。
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Plant Biotechnology
巻: Vol. 31(印刷中)
10.5511/plantbiotechnology.14.0403a
バイオサイエンスとインダストリー
巻: 72巻,2号 ページ: 102-108
http://www.jba.or.jp/pc/archive/2014/vol72_no2.html
Environment Control in Biology
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