研究概要 |
人工気象器内でレタス(Lactuca sativa L., cv."Greenwave")を2週間栽培し、栽培株の可視近赤外吸光スペクトルを20分毎に連続計測した。吸光スペクトルから株内硝酸濃度を計測し、硝酸濃度の経日変化を計測した。硝酸濃度は経過日数と共に増加するが、ある期日を境に減少した。計測したスペクトルをFAVOVA法によって解析したところ硝酸濃度効果関数は978 nmにおいて経日変化が顕著であることがわかり、その変化のピークが発生した期日は硝酸濃度が減少し始める期日と一致した。硝酸濃度効果関数の経日変化を調べることにより硝酸代謝変動が発生する期日を非破壊で特定することが可能であった。
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