本研究ではコンポストの有害物質分解能に注目し、有害物質分解時に機能する微生物産生酵素の特定、および環境浄化機能を有する酵素の活性化に必要な条件等の探索を行った。具体的にはコンポストの持つ特定悪臭物質分解能を研究対象とし、コンポスト内の微生物由来の酵素活性化反応を測定することで、有害物質分解能を持つ酵素群の同定を行った。さらに、測定された酵素活性化データにバイオインフォマティクス技術を適用し、酵素群間の活性化相互作用を明らかにすることで、コンポストの悪臭物質分解能をシステムとして解明することを試みた。
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