キノヘムプロテイン・アミン脱水素酵素オペロンにコードされたORF2 タンパク質は、本酵素γサブユニットにおいて酸性残基とCys 残基の間に、3つの分子内チオエーテル架橋を形成し、5-8 残基をループアウトした多環状構造を作り出す。このORF2 タンパク質の機能解明と環状ペプチドライブラリーの構築を行うため、嫌気条件下において、同ダンパク質を精製し、鉄硫黄クラスターを再構成することによって活性フォームを得ることに成功した。さらにモデル構造に基づいて、詳細な反応機構を明らかにした。また、架橋形成が1箇所になるように短縮したγサブユニットにおいて、ランダム化を含む各種配列を導入する方法論を確立した。
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