研究課題
挑戦的萌芽研究
ATP合成酵素に代表される分子モーターは、ATPの化学反応エネルギーを利用して駆動する生体内「分子機械」である。本研究では、その原理を模倣し、水溶液中で酵素的リン酸化と脱リン酸化に伴って構造が変化する人工超分子を開発する。リング部(シクロデキストリン,CyD)とその中を通過する軸部からなるロタキサン構造を持ち、CyDの水酸基がリン酸化されるとその位置が変化し、脱リン酸化で元に戻る化合物を設計した。Station 1として働くアゾベンゼン骨格を中央に、Station 2 となる亜鉛―サイクレン錯体を両端へ移し軸を設計し、この軸分子が真ん中を通るようにCyDが存在するロタキサン分子を合成した。
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