研究課題
挑戦的萌芽研究
脂質二分子膜と似たアシル鎖配向で膜タンパク質周囲を被い可溶化できるような新規可溶化剤の開発を行った。リン脂質ファスファチジルコリンのアシル鎖のうち1本を界面活性剤に置換した可溶化剤を合成した。膜タンパク質バクテリオロドプシンを可溶化でき、従来の界面活性剤より変性作用が少ない事がわかった。また、可溶化剤がタンパク質周囲を一層だけ覆う場合に予想される、30分子程度の少ない分子数で可溶化体を形成することがわかり、構造解析研究に有用な膜タンパク質可溶化剤の初期開発を行うことができた。
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