研究課題
挑戦的萌芽研究
P糖タンパク質のin vivoイメージングに適したプローブを開発するために、プローブ候補化合物とP糖タンパク質の複合体のX線結晶構造解析を実施して、両者の相互作用の立体構造基盤を解明した。その結果、P糖タンパク質ホモログの電子密度は明瞭で、その分子構造が判明した。しかし、プローブ候補化合物は、電子密度が得られなかった。一方、分光学的な測定では、分子プローブが結晶中に取り込まれていることが示唆された。これらの結果は、本研究に用いた分子プローブとP糖タンパク質との相互作用が弱く、分子プローブが一定のコンフォメーションをとっていないことを示すものであると考えられた。
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すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (6件) (うち招待講演 3件)
Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America
巻: 111 ページ: 4049-4054
10.1073/pnas.1321562111