研究課題
挑戦的萌芽研究
ナノ粒子を用いて薬を患部に運ぶ製剤等の開発では、血中から速やかに消失することがしばしば問題となる。本研究では、長期間血中を流れる性質を持つ低分子ペプチドを探し出すことにした。まず、いろいろな種類の5つのアミノ酸からなるペプチドを表面に発現したファージ(ウイルスのようなもの)をマウスに投与した。血液中を長く流れるファージには、この性質をもったペプチドがファージ表面に結合している。こうして、血液中を長く流れる性質をファージに与えるペプチドが得られた。これらのペプチドを表面につけることにより、ナノ粒子を長く血液中に留めることには成功しなかったが、これができれば、薬を患部だけに届けられる。
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PLoS One
巻: 8 ページ: e67550
Int J Pharm
巻: 432 ページ: 75- 79
http://w3pharm.u-shizuoka-ken.ac.jp/radiobio/mbc/Home.html