研究課題
挑戦的萌芽研究
薬物トランスポーターに対して、個体レベルでの機能変動を評価可能な内因性プローブを確立することを目的とし、健常人被験者を対象とした薬物間相互作用試験の臨床検体を利用し、その生体試料中から薬物トランスポーターの機能変動と関連する化合物を探索した。腎有機カチオントランスポーター(MATE)のプローブとして、thiamineを見いだしたほか、腎有機アニオントランスポーター(OAT3)のプローブとして、6β-hydroxycortisolなどを見いだした。これらの腎クリアランスは阻害剤投与により顕著に低下したことから、内因性プローブとして薬物間相互作用の評価に有用である。
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Pharm Res
巻: 31 ページ: 136-147
Drug Metab Dispos
巻: 42 ページ: 685-694
http://www.f.u-tokyo.ac.jp/~molpk/