apical面への輸送に重要なsyntaxin3(STX3)のKOでは、apical面への輸送と細胞増殖の異常が生じる。そこでその輸送異常の分子機構を解析するため、温度感受性かつ薬剤で発現が上昇する細胞内輸送のマーカー分子を作成し、それが通常の細胞で正常に機能することを確認した。それを小腸初代培養細胞に導入したところである。また分子機構を調べるため、STX3 f/fマウス小腸の初代培養細胞にCreを導入して培養中である。またCRISPR法でSTX3を欠損する腸由来の細胞株を作成し、それが小腸の表現型を再現することを確認したため、この系も用いて分子機構の解析を行う予定である。
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