人工脂質平面膜の新しい形成法を確立した。従来のものと比べサイズが小さいために電気的ノイズを低減させることができた。また溶液交換を数10ミリ秒以内に置換する装置を開発し、チャネルゲーティングと透過に対する実験に適用した。この方法では非対称性膜を簡単に作成することができる。これによりチャネルの機能がリン脂質分子種に依存するということだけでなく、膜のどちらのリーフレットに存在することが不可欠かを証明することができた。さらにこの実験を通して脂質センサーをチャネル蛋白質の構造の中に発見した。本法はドロップレットの内圧や曲率を変えることができるのでチャネルに対する新しい実験を行う可能性が広がった。
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