研究課題
挑戦的萌芽研究
運動耐容試験にて,Nrf2KOマウスの走行距離が野生型に比べ有意に短いことが確認された.また,野生型ではNrf2の活性化により走行距離が有意に増加した.マウスに高脂肪高ショ糖食を投与して脂肪肝を誘導した後,運動による脂肪肝の改善効果を比較したところ,Nrf2KOマウスではその改善が乏しいことが判明した.そこで,マウス由来の筋衛星細胞の培養系の確立し,運動時のNrf2発現変化とマイオカインの発現変化を観察した.電気刺激によりマイオカインのIL-6の発現量が,非刺激細胞に比べ極端に増加した.骨格筋におけるNrf2の発現変化は,運動による骨格筋のマイオカイン産生に影響を与える可能性が示唆された.
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