研究実績の概要 |
前年度からの引き継ぎ、今年度は最終年度であり、投稿でまでたどりつけたものの、まだ5月現在、acceptまで至っていない状態である。 脂肪細胞において、高血圧作動物質の添加でLipoprotein lipaseの発現の抑制を認めた。この作用のメカニズムに関して以下のことが解明された。成熟した脂肪細胞では、GPCR Gq、Phosholipase c、Protein kinase c、inducible nitric oxideの関与を認めた。また、未熟な脂肪細胞では、GPCR Gi c-Src, p38MAPKの関与を認めた。同種の脂肪細胞であるが、成熟度によってsignal transductionが異なっていることは、興味深く、メタボリックシンドロームのように成熟脂肪細胞が多く存在すると、protein kinase cの活性化や、inducible nitric oxideの発現の亢進し、言わいる慢性炎症という状態になる。今まで、この漫然と肥満は慢性炎症と言われていたが、今回の研究でそのメカニズムが解明された。結果をまとめ、Figure、Tableを整え、論文を英文化し cover letterを作成し、netive speakerの英文校正を受け、投稿規約に従って字数、構成、Figure, Tableを調整し、Journal of biochemistyに投稿中で、review中となっている。
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