研究課題
ビタミンKの作用メカニズムについて個体レベル、臓器レベル、細胞レベル、分子レベルでの解析を行った。1) GGCXの臓器特異的欠損マウスの作製と解析:本研究においては、骨格系と精巣において特異的にGGCXの発現が欠損するマウスを作製した。これらのマウスの骨格系、精巣、精子機能における表現型を解析した。併せてワーファリンの精巣への作用と比較解析した。2) 新規Gla化蛋白の探索と機能解析:野生型、GGCX欠損マウスの由来の細胞抽出液を用いて二次元電気泳動やウェスタンブロットを行い、差異のある蛋白に着目した。特に本年度は質量分析器を用いて、新規Gla化蛋白とGla化部位の精密な探索を行い、新しい修飾蛋白質を同定した。3) SXR/PXR欠損細胞の機能解析ならびに臓器特異的欠損マウスの作成と解析:PXR欠損マウスにおいて、骨芽細胞、破骨細胞、軟骨細胞におけるマイクロアレイを行い、転写レベルで変化している遺伝子群とそのシグナルパスウェイを同定した。臓器特異的PXRノックアウト動物を作製し、骨格系をはじめとする表現型を解析した。4) GGCX依存性、SXR/PXR依存性作用の統合的解析:GGCXならびにPXR欠損を介するビタミンKシグナルをマイクロアレイ法ならびにウエスタン法等を用いて比較解析した。
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