研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究は、ヒト長寿モデルと考えられる105歳以上の超百寿者の血漿タンパク質について、グライコミクス及びグライコプロテオミクスを行い、健康長寿マーカーを策定することを目的とする。超百寿者と対照群について、糖鎖解析、レクチンマイクロアレイ解析、糖ペプチド解析の3種類の網羅的解析法を用いて比較解析した。その結果、超百寿者において、高分岐かつシアル酸を多く含む糖鎖が増加しており、また加齢により減少傾向にある炎症関連タンパク質のシアル酸含有糖鎖が、超百寿者では減少しないことを明らかにした。以上より、超百寿者の健康長寿に糖鎖構造の変化が関わっている可能性が示唆された。
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基礎老化研究
巻: 37 ページ: 23-27