T細胞のアナジー化は、炎症反応の制御機構の一つとして極めて重要である。しかし、その制御に関する細胞内分子機構については未だ詳細が明らかとなっていない。本研究では、長鎖非翻訳RNAに注目し、アナジー制御におけるその役割を明らかにすることを目的とし検討を加える。 DNAマイクロアレイ解析および定量PCR解析の結果、イオノマイシン刺激によって特異的に上昇するlncRNAを27種類同定した。しかしながら、選択した3 lncRNAを対象としたshRNAによる検証において、lncRNAによるアナジー状態の制御は現在のところ関与が認められていない。
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