研究課題
挑戦的萌芽研究
癌細胞を穴あき透過膜上で培養することにより、浸潤に重要と考えられている偽足突起を透過膜の穴の中へ伸長させた。この時、偽足突起部分を選択的に回収する手段としてレーシック手術に用いられるエキシマレーザーを利用した。このレーザーにより穴あき膜上に存在する細胞本体のみを除去し、膜の穴の中に存在する偽足突起部分だけを残すことに成功した。この偽足突起部分に存在するタンパク質は偽足突起の伸長などに関係している可能性が高いので、これらのタンパク質を同定して一部機能を調べた。その結果、偽足突起に多く発現がみられるタンパク質では、突起の密度や長さ、癌細胞の移動速度に関係しているものがあることが明らかとなった。
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