研究課題
挑戦的萌芽研究
病原菌は感染を成立させるため、細菌由来のタンパク質を宿主細胞に輸送します。この輸送を司る、したがって感染現象の鍵となる細菌分泌装置はいくつかのタイプに分類されていますが、ピロリ菌やレジオネラが持つIV型分泌装置の実体はほとんどわかっていませんでした。本研究では、我々が同定したIV型分泌装置のコア複合体に加えて、内膜タンパク質DotI複合体および細胞質内ATPase DotOを含む、より大きな超分子複合体の実態を明らかにすることができました。
医歯薬学