研究課題
末梢B細胞はプラズマ細胞へと分化し、抗体を分泌することにより液性免疫の役割を担うが、その分化を制御する遺伝子発現メカニズムは未解明である。分化に決定的な因子を検索するには、既に発現している遺伝子の検出だけでなく、発現前の状態、つまり遺伝子発現のプログラムを理解する必要がある。そこで、本応募課題では、プラズマ細胞分化を規定する複数の遺伝子発現を「群」としてとらえ、分化に先立つ遺伝子発現の仕組みを多階層的に解明することを目的とする。具体的には、①染色体近接現象②H3ヒストンバリアントの取り込み③mRNA発現の網羅的解析という全く新しい視点からアプローチする。当該年度は、H3.3の過剰発現により、プラズマ細胞への分化が抑制されることを見出した。
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J. Mol. Biol.
巻: in press ページ: in press
10.1016/j.jmb.2014.03.006.
Blood
Mol. Immunol.
巻: Nov 15 ページ: S0161-5890
10.1016/j.molimm.2013.10.006.