現在までに光感受性イオンチャネルをThy1プロモーターの下流にて発現させたトランスジェニックマウスを用いて、第五腰髄の交感神経節付近に光ファイバーを導入して刺激した。光刺激により第五腰髄背側血管にてケモカインの発現が有為に増強された。さらに光刺激の強度、時間とケモカインの発現強度が相関することが分かった。次に自己抗原(MOG)を認識するヘルバーT細胞を静脈内投与して光刺激を行うと、その刺激依存的に病気が誘導されることが明らかとなった。これは神経活性化により病態が誘導されたことを示しており、今後の病態解析において重要なモデルを提唱することができたと考えられる。
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