研究課題
1. IL-33の脳電気生理学的作用の研究前年度は、IL-33欠損マウスでは海馬シナプス増強現象が正常マウスに比較して著明に低下していることを明らかにした。今年度は、IL-33の作用がIL-33受容体シグナル伝達(MyD88)を介したものかを検討する目的でMyD88欠損マウスを用いて海馬シナプス増強現象を検討した。その結果、MyD88欠損マウスでも海馬シナプス増強現象が正常マウスに比較して著明に低下していることを確認した。2. IL-33欠損マウスの空間認知機能の研究IL-33欠損マウスとMyD88欠損マウスで海馬シナプス増強現象が低下していることから、「IL-33が学習・記憶形成に関与する」可能性が非常に高い。そこで、両欠損マウスを用いたモリス水迷路実験を行った。その結果、正常マウスに比較してIL-33欠損マウスとMyD88欠損マウスはプラットホームへの逃避潜時が著明に延長した。以上の結果から、「IL-33―MyD88を介した経路が学習・記憶形成に関与する」ことが示唆された。
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