研究課題
<研究目的>九州大学の久山町コホート研究グループは、3000人以上のゲノムサンプルの収集を終え、長期前向きのコホートスタディーを新たに開始している。特筆すべきはこれら解析対象者全員について、生活習慣情報や一般検査情報に加え、糖負荷試験による精密な耐糖能情報が得られていることである。申請者は共同研究として、この大集団のミトコンドリアDNA配列を解析することで、ミトコンドリアDNA多型とアツツハイマー発症リスクとの関連を見出すことを目的としている。<研究成果>ミトコンドリアDNAの転写・複製の制御部位であるD-loop領域の約1kbpと電子伝達系複合体Iサブユニット6をコードする約1kbpをターゲットとして、上記3000人以上の全配列を決定した。現在この配列データを基に、解析時点でアルツハイマー疾患と診断されたとの連鎖する多型について多変量解析を終えた。その結果、P値が0.0003の多型を一つ見出した。今後さらに20年程度コホート追跡の結果が必要である。
すべて 2014 その他
すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (5件) (うち招待講演 5件) 備考 (1件)
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