研究課題
挑戦的萌芽研究
アクリジンオレンジ光線力学療法を用いて細菌の増殖が抑制できるかどうかについて検討した。アシネトバクター、バンコマイシン耐性腸球菌、腸球菌、メチシリン耐性ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌はアクリジンオレンジ濃度が50μg/mlで優位に増殖が抑制され、増殖率はそれぞれ4%、17%、18%、7%、15%であった。本法による細菌の増殖抑制のメカニズムは明らかにすることはできなかったが、メチシリン耐性ブドウ球菌に対しては比較的強い増殖抑制効果がみられたことから、骨関節感染症などの分野においては臨床応用も可能ではないかと考えられた。
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