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2012 年度 実施状況報告書

thymidylate synthaseを標的とした「分子標的癌予防法」の開発

研究課題

研究課題/領域番号 24659305
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

曽和 義広  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (70315935)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2014-03-31
キーワードthymidylate synthase / fenofibrate / MAPK経路
研究概要

大腸癌細胞HT-29において、thymidylate synthase (TS)の発現を低下させる化合物として、脂質降下剤として広く使用されているfenofibrateを見出した。このfenofibrateによるTSの発現は、蛋白質レベル及びmRNAレベルでも確認された。
HT-29細胞はB-RAFに活性型変異を有している細胞であり、その結果、MAPK経路が活性化されていることが知られており、fenofibrateはMAPKを阻害し、RBの再活性化を介し、その結果、TSの発現を抑制していると考えられた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

TSの発現を低下させる化合物として、脂質降下剤であるfenofibrateを見出したが、そのTS発現を低下させる機構はRBの再活性化が関与すると考えられることから、本来の目的であるRB非依存的にTSの発現を低下させる化合物の検索が必要である。

今後の研究の推進方策

本来の目的であるRB非依存的にTSの発現を低下させる化合物の検索を継続的に実施する。具体的には、RB遺伝子の欠失した細胞を利用し、TSの発現を低下させる化合物の検索を実施する。

次年度の研究費の使用計画

該当なし

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公開日: 2014-07-24  

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