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2013 年度 実績報告書

骨折と循環器疾患予防における終末糖化産物の細胞外受容体の測定意義

研究課題

研究課題/領域番号 24659332
研究機関大阪医科大学

研究代表者

玉置 淳子  大阪医科大学, 医学部, 教授 (90326356)

研究分担者 伊木 雅之  近畿大学, 医学部, 教授 (50184388)
佐藤 裕保  仁愛大学, 人間生活学部, 教授 (10337115)
甲田 勝康  近畿大学, 医学部, 准教授 (60273182)
キーワード成人保健 / 骨折 / 循環器疾患
研究概要

藤原京スタディの対象者のうちベースライン調査を完遂した男性2012人を対象とし、藤原京スタディの部分研究として5年次追跡調査を実施し(追跡率、71.1%)、骨折発生状況については、2010年時郵送調査の回答と併せ計1584人から回答を得た。
循環器疾患発症については、追跡調査時に5年間に冠動脈疾患発症の有無について回答を得た1519名中、ベースライン時に心筋梗塞(24例)、脳梗塞(45例)の既往があった者を除いた1360名について、ベースライン時の終末糖化産物(ペントシジン)とその細胞外受容体(esRAGE)値と、その後の冠動脈疾患発症の有無について検討した。ペントシジン値は、冠動脈疾患発症群(195名)で有意に高かったが、esRAGE、esRAGE/ペントシジン比は有り無しの両群で差がなかった。追跡時に測定した動脈硬化指標である頸動脈内膜中膜複合体厚(IMT)値との関連については、esRAGE値を四分位に分けて検討すると、esRAGE値が大きい区分程、年齢、体格、血圧、生活習慣で調整したIMT値が有意に低い傾向を認めたが、ペントシジンやesRAGE/ペントシジン比値とIMT値との有意な関連は認めなかった。
脆弱性骨折発生との関連については、脆弱性骨折発生群でペントシジン値が有意に高く、esRAGE/ペントシジン比が有意に低かった、esRAGEについては有り無しの両群で差がなかった。脆弱性骨折発生に関する年齢と大腿骨頸部骨密度で調整したesRAGE/ペントシジン比の1標準偏差増加毎のハザード比は0.48で、esRAGE/ペントシジン比値が高い程、骨折発生リスクが有意に低下する可能性が示された。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Serum Pentosidine and its Decoy receptor, endogenous secretory receptor for Advanced Glycation End products, Predict Fragility Fractures in Elderly Men: the Fujiwara-kyo Osteoporosis Risk in Men (FORMEN) Study

    • 著者名/発表者名
      Junko TAMAKI, Katsuyasu KOUDA, Yuki FUJITA, Masayuki IKI, Akiko YURA, Eiko KADOWAKI, Masakazu MIURA, Yuho SATO, Nozomi OKAMOTO, Norio KURUMATANI
    • 学会等名
      ASBMR
    • 発表場所
      ボルチモア、アメリカ合衆国

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公開日: 2015-05-28  

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