研究課題
挑戦的萌芽研究
酸性から塩基性までの幅広い薬毒物を全血試料から効率よく抽出し、スクリーニング時に信頼性の高い概算濃度が得られる新しいGC-MSスクリーニング法を開発した。薬毒物の抽出には塩析―アセトニトリル抽出法 (QuEChERS法) を選択し、不純物の除去にはタンパクーリン脂質除去フィルターを用いた。確立した前処理法を多剤服用による中毒死が疑われる事例のNAGINATAスクリーニングに応用したところ、信頼性の高い相対定量値が得られることが分かった。また、尿や筋、肝、脂肪などの体組織についても分析が可能であった。さらに、LC-MS/MSスクリーニングにおいても本前処理法の有効性を確認した。
すべて 2014 2013 2012 その他
すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (11件) 備考 (3件)
Forensic Toxicol
巻: 32 ページ: 97-104
島津評論
巻: 70 ページ: 149-155
Anal Bioanal Chem
巻: 405 ページ: 9879-9888