研究課題/領域番号 |
24659342
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
奈良 正之 東北大学, 大学病院, 教授 (70374999)
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研究分担者 |
青木 正志 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70302148)
玉田 勉 東北大学, 大学病院, 講師 (80396473)
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連携研究者 |
福土 審 東北大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80199249)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | 災害医療 |
研究概要 |
大災害後には様々な疾患の発症率が上昇する。原因の1つに、避難所での劣悪な環境が挙げられる。その環境を改善するべく、段ボール製ベッドを導入し、効果を調査・検討した。宮城県石巻市の災害避難所で、同意の得られた43名にベッドを導入し、1ヶ月後のフォローが可能であった30名で観察調査を行った。血圧は有意に下降し、複合的動作能力を評価するtimed up & go testでも、有意な改善を認めた。導入前に咳嗽、不眠、腰痛の症状のあった人は、いずれも有意に改善した。健康関連QOL(SF-8)調査では、身体的健康度と精神的健康度の両者で有意な改善が認められた。本ベッドは有効な影響を及ぼす事が示唆された。
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