研究課題/領域番号 |
24659353
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研究機関 | 岩手医科大学 |
研究代表者 |
井上 義博 岩手医科大学, 医学部, 教授 (30184774)
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研究期間 (年度) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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キーワード | シミュレーション実習 |
研究概要 |
まず、医学生に対するシミュレーション実習について、5年次にはprimary survey(PS)の実習を、6年次にはPSに加えsecondary survey(SS)まで通した実習を行った。さらに5年次には気管挿管、6年次には末梢静脈確保の実習を加えた。 次に研修医用の実技用DVDであるが、気管挿管、末梢静脈確保、細菌のグラム染色、輪状甲状靱帯切開、胸腔穿刺・ドレナージ、CVカテーテル挿入、骨髄穿刺、腰椎穿刺、心嚢穿刺、人工呼吸器の設定と操作、血液浄化器の設定と操作、簡易腹部超音波検査のDVDを作成した。主な内科救急疾患の講義であるが、DVDの作成は行わずに、独自のテキストを作成し、事前学習してもらうこととした。さらに事前学習用のプレテストと、実習用のポストテストを作成し、アンケート用紙も作成した。 尚、研修医に対し施行する実習であるが、6年次のPS,SSをそのまま使用することとした。これは指導するインストラクターの負担が過剰になっており、負担を軽減する為のやむを得ない事情によるものである。6年次と同様にしても、シナリオはデモンストレーションを含め6種類用意しているので、5年次、6年次、研修医と異なるシナリオが用意できるため、大きな問題はない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
講義用のDVDをテキストにして事前学習に回した事、研修医用のシミュレーション実習を6年次と同様にした点が、計画との変更点であるが、他については概ね作成でき、実習も実行できている。
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今後の研究の推進方策 |
研究実施計画書にあるように、医学生のシミュレーション実習と、研修医の事前学習、実技実習、シミュレーション実習を並行して実施する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
24年度と同様に5年次、6年次の実習を実行し、研修医に対する事前学習と実技実習、シミュレーション実習を行う。評価は5年次、6年次はアンケート調査で、研修医はアンケート調査とプレテスト、ポストテストによって行う。
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