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2013 年度 実績報告書

医学生から研修医までを通した内因性救急初期診療コースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 24659353
研究機関岩手医科大学

研究代表者

井上 義博  岩手医科大学, 医学部, 教授 (30184774)

キーワード内科救急初期診療 / 研修コース / シミュレーション実習
研究概要

平成25年度は、平成24年度と同様に5年次、6年次の医学生にシミュレーション実習を施行した。また、5年次には気管挿管、6年次には末梢静脈確保の実習を加えた。1年次研修医に対しては、実技実習のDVD供覧の後にシミュレーターを用いた実技を行い、シミュレーション実習を施行した。さらに研修医用の実技DVDとして新たに「皮膚縫合」、「四肢のシーネ固定」、「指ブロック」、「肩関節の脱臼整復」を作成した。尚、シミュレーション実習のシナリオはデモンストレーションを含め、6種類作成した。5年次の学生にはprimary survey(PS)のみを、6年次の学生と1年次の研修医には PSからsecondary survey(SS)まで通した実習を行った。シナリオの内容はPSがアナフィラキシーショック、自然気胸、出血性胃潰瘍、低血糖発作、悪性症候群、熱中症で、PS+SSがアナフィラキシーショック+尿管結石、自然気胸+てんかん発作、出血性胃潰瘍+脳出血、低血糖発作+腹部大動脈瘤破裂、悪性症候群+横紋筋融解症、熱中症+喘息発作である。学生と研修医の実習に対する評価は概ね良好であり、実習が有意義である(5段階評価の5)と答えた割合は、25年度の5学年が92.5%、6学年が100%、研修医が100%であった。同時に行った学生に対する気管挿管実習(5年次)、静脈路確保実習(6年次)の評価(5段階評価の5)も5年次95.6%、6年次93.8%であった。研修医に対する実技実習の評価(5段階評価の5)は100%であった。研修医の実習時期に関しては、希望通りローテーション前の時期に施行できた。しかしながら、大学病院以外の研修医は時間的な都合がつかず、参加できなかったため、当初予定した30名の凡そ半分の人数しか実施できなかったのは、今後の課題と考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2013

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 研修医に対する内科救急初期診療研修の試み2013

    • 著者名/発表者名
      井上義博、藤野靖久、小野寺誠, 他
    • 学会等名
      第41回日本救急医学会総会
    • 発表場所
      東京国際フォーラム
    • 年月日
      20131021-23

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公開日: 2015-05-28  

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