研究課題
挑戦的萌芽研究
平成20年に高齢者を対象に、漢方医学的所見と現代医学的疾病についての関連性を検討する横断、コホート研究を開始した。567名の健康状態を調査し、①生存②新規疾病罹患③既存疾病症状変化④その他に関する情報の変化を確認した。近隣医療機関に入院・転院した対象者については、各医療機関に情報提供を依頼し、現在、90%以上の高い追跡率を維持している。なお、前向きコホート研究の研究期間は、平成20年から平成30年までの10年間を目途としている。本研究により特定の漢方医学的所見に、診断、予後判定機能が見いだされれば、漢方医学の診断ガイドライン作成に道が開け、漢方医学的介入による疾病予防にもつながる可能性がある。
医歯薬学