研究課題
挑戦的萌芽研究
近年、トリプトファンの代謝酵素であるインドールアミン酸素添加酵素(IDO)が宿主免疫抑制に重要な役割を果たしていることが各種疾患モデルにおいて明らかにされつつある。本研究ではHBV感染におけるIDOの関与を明らかにした。HBV排除に必要なHBs抗原特異的CTLの誘導に対しては、IDOはその誘導効率を低下させていると考えられた。また、急性肝障害においては、IDOの発現は、肝障害をより増悪させ得るものと推測された。このように、HBV感染症においては、IDOは重要な役割を果たしていると考えられ、その発現・活性化を制御することは、HBV感染症における新規治療薬の開発に繋がるものと考えられた。
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Immunology
10.1111/imm.12274
Biochim Biophys Acta
10.1016/j.bbadis.2014.04.015
http://www1.gifu-u.ac.jp/~labmed/