研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究では、補体 C4 に C 型肝炎ウイルス(HCV)由来 NS3/4A プロテアーゼを混合すると、約 17kDa の 2 つの蛋白と約 15kDa の 1 つの蛋白断片が出現することを見出した。また、NS3/4A プロテアーゼは濃度依存的に C4 活性を阻害し、古典経路活性化を低下させた。以上のことから、HCV NS3/4A プロテアーゼは補体 C4 を直接切断し、補体の古典経路活性化を抑制すると考えられ、HCV 由来蛋白は、補体の宿主免疫応答に対し抑制的に作用し、HCV 持続感染に寄与している可能性がある。
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