研究課題
挑戦的萌芽研究
我々はこの1年間でクローン病患者末梢血中にfibrocyteが増加していることを見出した。現在、患者背景因子と末梢血fibrocyteの相関を解析し線維化リスク因子の割り出しに着手している。さらにfibrocyteを標的とした線維化予防治療の開発のため腸管線維化モデルの開発に着手した。また末梢血fibrocyteのダイナミクスをより詳細に解析するためcollagen-GFPマウスをすでに手に入れており、今後DSS腸炎での末梢血fibrocyteの可視化を試みるとともに、isolationしてその機能解析に取り組む予定である。またよりクローン病に近いモデルとしてTNFΔAREマウスをギリシアから入手しており、同マウスにおいてcollagen産生fibrocyteの動態が他のモデルとどう異なっているのかを解析している。
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