研究課題
挑戦的萌芽研究
核内転写調節因子であるHMGB1は、様々な働きを有しているが、心不全時の胎児型遺伝子発現に与える意義に関しては明らかではなかった。マウス圧負荷心やヒト不全心サンプルでHMGB1 が核内から細胞質へ局在変化をしていることを明らかにした。HMGB1を過剰発現すると、心肥大刺激時の ANP, BNP 発現や心筋細胞肥大が優位に抑制されていた。SiRNA-HMGB1 を用いて HMGB1 の発現を低下させると、心肥大 刺激による ANP, BNP の発現がさらに亢進した。この一連の研究成果は、HMGB1 の心筋細胞保護効果を示唆しており、心不全治療の開発への重要な基盤研究と考えられる。
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