ターゲットDNAを用いた次世代シークエンス法にてADPKD患者102人中79人にPKD1あるいはPKD2の遺伝子変異が検出され、その検出率は77.5%であった。67人(85%)のPKD1遺伝子変異の内訳は、ナンセンス変異が18人(27%)、1~3塩基の挿入・欠失が13人(19%)、スプライシング変異が5人(7%)、ミスセンス変異が31人(46%)であった。12人(15%)のPKD2遺伝子変異の内訳は、ナンセンス変異が7人(58%)、1塩基の挿入・欠失が3人(25%)、ミスセンス変異が2人(17%)であった。従来のキャピラリー・シークエンス法に比較して、短時間で結果を得ることができた。
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