研究課題
1) 通常のHeLa細胞にPINK1とparkinのプラスミドDNAを2:1の比率で強制発現すると、24時間後には明らかなミトコンドリアの核周囲への集積を、48時間後には一部ミトコンドリア外膜蛋白の発現をほとんど失ったものを20-30%の比率で認めることを見出した。2) 同現象の後に、HeLa細胞は細胞死を迎えるものと、ミトコンドリア再生を生じ、定常状態に戻るものがあることを確認したため、まずミトコンドリア再生を伴う細胞のみを回収する為、細胞死を呈するものの特徴について検討したところ、同細胞死に伴い、著明なcaspase-3/8/9の活性化が生じることを確認し、同細胞死はzVAD及びcaspase-8阻害剤にて著明に抑制された。3) さらに同細胞死の特性を検討したところ、同細胞死はマイトファジー初期に誘導されるプロテアソーム依存的なミトコンドリア外膜の除去を抑制する、プロテアソーム阻害剤にて抑制されることを確認した。4) 同細胞死の調節機構として、Fap-1というFas脱リン酸化酵素に着目して検討を進めている。
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PLOS ONE
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