研究課題
挑戦的萌芽研究
2型糖尿病の発症には遺伝的因子が大きく関わる。我々はゲノムコピー数多型(CNV)に注目して検討を進め、第4染色体サブテロメア領域に、若年発症2型糖尿病に高頻度高寄与度のCNVを発見した。本研究では、全ゲノムにおけるCNV解析を進め、さらに2か所の若年発症2型糖尿病と関連するCNVを示す領域を同定(16q24、 22q13)し、これら計3か所のCNVが同じ患者に集積しやすいことを証明した(PLoS One 2014)。また、CNVを簡便に解析する手法の開発に着手し、家族内解析が可能となった。以上、本萌芽研究により、「CNV関連糖尿病」とも呼ぶべき糖尿病の疾患概念を構築に向けた研究が発展した。
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PLoS ONE
巻: 9(4) ページ: e88602
10.1371/journal.pone.0088602