研究課題
挑戦的萌芽研究
高コレステロール血症の治療薬であるスタチンはコレステロール合成系律速酵素であるHMGCRの阻害剤である。そのスタチンは副作用として横紋筋融解症を発症させる。このメカニズムを明らかにするため、スタチンの標的遺伝子であるHMGCRを骨格筋特異的にノックアウトしたマウスを作製した。このマウスの筋肉では横紋筋融解症でみられる組織的変化が生じていた。この原因の一つとして、機能異常ミトコンドリアをオートファジーで消去できないことにあるデータを得た。今後はコレステロール合成不全が、なぜ、ミトコンドリア異常、オートファジー異常が生じたかを明らかにしていく予定である。
すべて 2013 その他
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)
Biochem Biophys Res Commun
巻: 430(2) ページ: 664-9
10.1016/j.bbrc.2012.11.094
http://www.u-tsukuba-endocrinology.jp/