(1)Gm16515 KOマウスの作製:ES細胞2クローンを購入し、胚盤胞注入法で2クローンのF01の雌キメラマウスから雄キメラマウスを得た後、B6マウスと継続的に交配させた。 (2)サラセミアの無効赤血球造血を惹起する候補因子の抽出:野生型及びβサラセミアモデルマウスよりデータベースを作成した。βサラセミア惹起因子として、インスリン様成長因子結合単タンパク質ファミリーに属するIgfbpXを抽出した。 (3)候補因子のin vitro機能解析:赤血球造血が盛んな胎仔肝臓を用いた。野生型マウスではIgfbpXは終末期赤血球造血を亢進した。サラセミアモデルマウスではグロビン遺伝子発現の亢進を認めた。
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