2013 年度研究成果報告書

新たなＩＬ－４産生調節経路によるアレルギー抑制法の開発

研究課題

研究課題/領域番号	24659475
研究種目	挑戦的萌芽研究
配分区分	補助金
研究分野	膠原病・アレルギー内科学
研究機関	独立行政法人理化学研究所 (2013) 金沢医科大学 (2012)
研究代表者	浅野喜博独立行政法人理化学研究所, 統合生命医科学研究センター, 客員研究員 (70114353)
研究分担者	丸山砂穂愛媛大学, 医学系研究科, 助教 (10301326)
連携研究者	友杉直久金沢医科大学, 総合医学研究所, 教授 (80155580)
研究期間 (年度)	2012-04-01 – 2014-03-31
キーワード	アレルギー / 転写因子IRF-1 / IL-4 / Th2免疫応答
研究概要	病原体感染時のTh2免疫応答の抑制機序におけるIRF-1の役割に焦点を絞って解析した。その結果、IRF-1が直接Th2細胞のIl4遺伝子転写を抑制する事をみいだした。リステリア感染APCから産生される可溶性因子の作用により、IRF-1がIl4遺伝子のサイレンサー部分に結合し、Il4遺伝子転写を抑制する。この可溶性因子の活性はIL-1によって担われている。これらの結果から、IRF-1がTh1細胞へのシフトを引き起こすと同時に、Th2細胞の中で作用して、積極的にIl4遺伝子転写を抑制することによりTh2細胞へのシフトを抑制するという、IRF-1の新しい機能が明らかになった。