• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2014 年度 研究成果報告書

培養細胞とタンデムマスとを用いた小児感染毒素等によるβ酸化障害評価法の開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 24659498
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 小児科学
研究機関島根大学

研究代表者

山口 清次  島根大学, 医学部, 教授 (60144044)

研究期間 (年度) 2012-04-01 – 2015-03-31
キーワード脂肪酸酸化 / セレウリド / タンデムマス法 / in vitro probe assay / 急性脳症 / 解熱剤 / heat stress
研究成果の概要

小児急性脳症の機序として、細菌毒素、使用される薬剤、高温環境などによる脂肪酸β酸化障害の関与の可能性を検討した。方法は、培養細胞とタンデムマスを用いるin vitro probe (IVP) assay によるβ酸化能評価法を応用した。
その結果、食中毒菌であるセレウス菌の毒素セレウリド、高温環境(41℃)あるいは解熱剤のアスピリンとジクロフェナクは脂肪酸酸化を障害する可能性が示された。解熱剤の中でもアセトアミノフェンは安全なことが推測された。小児の感染時に一部の細菌毒素、解熱剤、あるいは高熱環境は急性脳症発症のリスクがある。これらの研究成果はより安全な小児診療に役立つ。

自由記述の分野

小児科学、先天代謝異常

URL: 

公開日: 2016-06-03  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi