研究課題
挑戦的萌芽研究
中枢神経変性疾患の変性過程で、グリア細胞の異常な活性化が起こることが報告され、グリア細胞機能をイメージングするプローブの開発が期待されている。そこで、グリア細胞のエネルギー基質である酢酸の18F標識誘導体がグリア細胞のエネルギー代謝を測定可能か検討した。培養細胞を用いた検討で、18F標識フルオロ酢酸がアストロサイトに集積することを明らかとした。ラットを用いたPETイメージング実験を行った結果、18F標識フルオロ酢酸は投与早期から脳内に集積し、その後滞留することが認められた。このことより18F標識フルオロ酢酸を用いて、脳内グリア細胞のエネルギー代謝を測定できる可能性が示された。
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