研究課題
超高感度MR検出技術を開発し、様々なヒトの各種液体空間での薬物分布の空間的、時間的可視化を行うため、昨年度に引き続いて健常者および患者でのガドリニウム造影撮影の例数を増加させた。特に内耳迷路へのガドリニウム造影剤の分布のさらに詳細は検討を行い、日独放射線医学交流ワークショップ、国際磁気共鳴医学会、日本磁気共鳴医学会で発表を行った。本方法の名古屋大学以外への移転も進めて、臨床的に様々な施設で撮像可能となった。少なくとも10以上の施設で、可能となったことを確認している。方法だけでなく、その基礎となる知識や解釈の方法を共有するため総説論文も執筆して、普及、啓蒙に務めた。これはJpn J Radiol誌に掲載されている。それと同時に、撮像時間短縮の試みとその正当性についての評価を論文化して、当初は30分以上かかっていたものが、18分、そして10分へと劇的な短縮を果たした。それらの結果をMagn Reson Med Sci誌に英文論文として発表した。3T以上の磁場における撮像の検討もAm J Neuroradiol誌に論文化した。この研究の副産物としての拡散強調によらない大脳白質路の描出についてもPlosOne誌に論文化した。膵液へのガドリニウム造影剤の分布についても現在、論文を作成中である。唾液については、ガドリニウム造影剤の分布濃度が低く、安定した検出が多くの被験者で得られていない。一方、顎関節などの関節液への分布が目立つ例が散見されるので、このことは、広く知らしめる価値があると思われる。
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すべて 雑誌論文 (32件) (うち査読あり 25件、 オープンアクセス 12件、 謝辞記載あり 6件) 学会発表 (9件) 備考 (2件)
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