研究成果の概要 |
骨軟部腫瘍動物移植モデルにおける炭酸ガス経皮投与と放射線照射による抗腫瘍効果の検討で, 2週間の治療終了時,動物腫瘍移植モデル(Nara-H細胞株)の腫瘍体積は,炭酸ガス経皮投与および放射線治療併用群において,コントロール群の28%,放射線治療単独群の47%,炭酸ガス経皮単独投与群の42%と有意に腫瘍の縮小効果を認めた.4群とも体重減少などの治療による副作用は認めなかった.治療終了時に採取した腫瘍細胞において,炭酸ガス経皮投与および放射線治療併用群において,コントロール群,放射線治療単独群,炭酸ガス経皮投与単独群と比較して有意にアポトーシス活性と活性酸素種(ROS)の産生ともに,増加していた.
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